8/18(月)の「カンブリア宮殿」(テレ東)にて現代の医療問題がクローズアップされていました。
現在、日本の医療現場はとんでもないことになっている。
★それは、慢性的な医師の不足である。
現在の医師不足問題は様々な原因から引き起こされており、解決の糸口がつかめない状況である。
特に、地方の公立病院の医師不足は深刻で、医師がいない為に診療科を休診(専門医がいない為に事実上閉鎖)しなくてはならず、 場合によっては、経営困難により自治体も支えきれず、病院自体を閉鎖する、ということも実際にあるようである。
なぜ、病院がこんなことになってしまったのでしょうか?その原因はやはり国政にあるようです。
医大医学部の人員削減の政策を推し進めたことにより、まず、医師の絶対数が減少しました。
そして、医局制度を撤廃したことにより、これまでは、医学研修生や新任医師の人事権は大学の医局の教授が握っており、良くも悪くも様々な病院にほぼ均等に人員配置をしていたのだが、近年より、研修先、就職先を個人が自由に選択できるようになったことにより医師が、利便性や設備が充実している都心部、都市部の病院に集中してしまう結果になってしまったのです。
これによって、地方の公立病院等が大きな影響を受け、医師が不足し、結果病院そのものの経営をも脅かすようになったのです。
地方病院の医師の労働条件は「過酷」の一言に付きます。
「高給の医師」というイメージが我々にはありますが、そんな生易しいものではないようです。
現場に医師が不足している影響で、シフトは超過密になっています。
ある医師は、当直を年間90日以上こなし、休日も急患によって返上はあたりまえ。
地方にとっては公立病院が唯一の総合病院となっているケースも多く患者は毎日絶えず、代わりの病院や医師もいない。
正直、我々介護の現場よりよっぽど過酷な状況で働いていました。
院長自らも現場に立ち、休み無しで働いています。
地方の公立病院が、もし経営難によって破綻してしまったらどうなるのでしょう?
地方には、若者が少なく、高齢者がたくさんいます。
★ある地方の公立病院に毎週通院しているおばあちゃんが言っていました。
「自分は車も無いし、歩きで通っている。この病院が無くなったら自分らは安心して故郷に住めなくなる」
高齢社会に直面しているのは介護も医療も同じ。
でも、一番直面しているのは、高齢者自身であることを知りました。
最後に、コメンテーターの村上龍が放った印象的な一言。
●「我々国民は、選択すべきです。道路を作るのか、病院を残すのか」
本当に病院であって欲しいです。